――――――――――――――ネオロンドンに潜む影-------
かつて火煙へと消えたあの男が この地に帰って来る
そう、その名は
その名は――――――――――――――――――――――――――――――
J A M E S C I G A R E T T E
R E T U R N S
全ての物語はここから始まる・・・
西暦200XXX年 ネオロンドン郊外の裏通りのバーの一席にて
「おいおい、飲みすぎだぜデイビッド」
バーの店長が呆れた調子で語りかける。
「うるせえ。。。ツケを払ってほしかったら、黙って酒を出すんだな!!!」
かつてネオロンドン大火から街を救った英雄の姿はそこにはなく、あるのは荒んだ飲んだくれの姿だけだった。
「信じられるか??あいつが。。。。。。あの切れ者があんなに易々とくたばるなんて!!」
「お前の言い分もわかるがよぉ、あいつの遺体はネオロンドン市警に回収されて、DNA鑑定の結果により本人であることが確認されたじゃあねぇかよ」
「。。。。。。だが。。!!!!!あいつは。。。!!!!!!」
「その辺にしとけって、奴は間違いなく、あの炎に呑まれて逝ったのさ
お前もそろそろあの事件を忘れて、仕事を再開するべきだぜ
溜まったツケも払ってもらわなきゃあならないしな!」
午前Ⅳ時、デイビッドはようやく帰路に着いた
しかしその心には未だ煙が立ち込めていた......
上の空で家路を歩いていると、デイビッドはふと違和感を覚えた。
「なんだ……妙に明るいな……」
まだ日が出ていないというのに、妙に明るい街並みに、デイビッドは一抹の不安を感じていた。
「…………これは……まさか!!!!!」
すぐさまデイビッドは走り出した。
――――――――――――――その惨状を目の当たりにすると、デイビッドは言葉を失った
燃え盛るネオロンドン郊外、至る所で火煙が上がり、それはまるで町全体が苦しみ叫んでいるようだった。
逃げ惑う人々の中に紛れるその顔をデイビッドは見逃さなかった。
「まさか…そんなことが…」
「あいつは…!!」
「間違いない!!!あいつは!!!!!」
「ジェームズ・シガレット!!!!!!!!!」
―この物語を読んでくれた、全ての読者へ―
T H A N K Y O U F O R R E A D I N G
こんにちは、作者のホット・スプリングです。みなさま、いかがお過ごしでしょうか、私はとても元気です(笑)さて、「ジェームズ・シガレット・リターンズ」、いかがでしたか?名残惜しいですが、ジェームズシガレットと、その親友であるデイビッド・バーベキュー(そして、ネオロンドン市民のみんな)の物語はこれでおしまいです。彼らがその後どうなったかは・・・・・・読者の皆様にお任せします(笑)
さて、本シリーズ「ジェームズ・シガレット」シリーズは、約1年間にわたり本誌で掲載させていただきました、この度は、関係者の皆様、そして読者の皆様へ、重ね重ね感謝を申し上げます。
この物語を書くにあたって、本当にいろいろなことがありました。ですが・・・あえて多くは語りません!(ジェームズの影響かな?笑)次回作は別のシリーズを書く予定ですが・・・実はこれを書いている時点ではまだなにも決まっていません!(笑)なので、次いつみなさんに会えるかはわかりません・・・・・・すぐ会えるかもしれませんが、もしかしたらずっと先のことになるかも・・・ですがそんなときには、デイビッドが言っていた’’あの言葉’’を思い出してみてください(笑)
それでは皆さん!またいつか会いましょう!ありがとうございました!!!
緊 急 告 知
ホ ッ ト ・ ス プ リ ン グ
次 回 作
J A M E S C I G A R E T T E O R I G I N
乞 う ご 期 待 ! ! !